2010年12月17日金曜日

無申告者に対する調査状況

Q:無申告者に対する調査状況が公表されたと聞きましたが、どんな内容だったのですか?

P:次のような内容でした。

A:さきごろ、国税庁は平成21年度の税務調査の状況を公表しました。無申告者に対する調査状況は、次のようなものでした。
高額・悪質と見込まれた無申告者に対する実地調査(特別調査・一般調査)の調査件数は、8,654件(前年9,245件)で、所得税が153億円、消費税が52億円の追徴でした。
また、1件当たりの申告漏れ所得金額は、1,543万円(前年1,573万円)で、実地調査(特別調査・一般調査)の申告漏れ所得金額879万円(前年887万円)に比べて高くなっています。
なお、申告漏れ所得金額の総額は1,335億円(前年1,454億円)にも上っています。
ちなみに、富裕層に対する調査状況は、次のような結果となっていました。
実地調査の調査件数は、3,061件で、そのうち非違件数は2,513件、申告漏れ所得金額は374億円、追徴税額は119億円でした。
実地調査1件当たりについては、申告漏れ所得金額が1,221万円で、所得税の879万円を大きく上回っており、追徴税額は387万円で所得税の171万円の約2.3倍となっています。
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