2011年8月12日金曜日

平成22年査察の概要

Q:平成22年の査察の概要が公表されたそうですが、どのような内容だったのですか?

P:次のような内容でした。

A:さきごろ、国税庁から平成22年度の査察の概要が公表されました。
主な内容は次のとおりです。
①着手件数、処理・告発件数など
 ・査察に着手した件数は196件(平成21年は213件)でした。
 ・処理件数は216件で、そのうち検察庁に告発した件数は156件(告発率は72.2%)でした。
 ・告発の内訳を税目別に見ますと、法人税が90件、所得税が36件、相続税が9件、消費税が19件、源泉所得税が1件、贈与税が1件でした。
②脱税額の状況
 ・平成22年度に処理した事案に係る脱税額は、総額で248億円で、そのうち告発分は213億円でした。
 ・告発した事案1件当たりの脱税額は、平均で1億3,700万円となっています。
③告発が多かった業種
 ・告発の多かった業種は、「不動産業」、「建設業」、「運送業」でした。
④脱税の手法
 ・架空の経費を計上するものなどが見受けられました。
 ・消費税では、人件費を課税仕入に科目仮装するものなどがありました。(文責 大阪の
税理士 三輪厚二
)
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