2008年12月24日水曜日

株式のクロス取引

Q:含み損がある株式を売って買い戻しした場合には、損失として認められないと聞きましたが、本当ですか?

P:法人と個人では取扱いが違います。

A:同じ日に同じ銘柄の株式の売りと買いを同時に行うことをクロス取引といいますが、法人と個人では次のように取扱いが違っています。
①法人
法人が、同一の有価証券を売却した直後に購入している場合において、その売却をした有価証券の買戻し又は再購入をする同時の契約があるときは、その売却をした有価証券のうちその買戻し又は再購入した部分は、その売却がなかったものとして取り扱うこととなっています(つまり、売却損を認識しない)。この場合、同時契約でない場合であっても、それらの契約が予定されたものであり、かつ、売りと買いの価額が同一になるように設定されているときは、同時の契約があるものとして取り扱われます。
この取扱いは、購入の直後に売却する場合も同じです。
②個人
個人の場合は、市場で売買しておれば、クロス取引であっても損失は損失として取り扱われます。

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