2010年6月14日月曜日

適格DES

Q:会社に対する貸付金などを株式(資本金)に振り替える場合、一定の場合には課税関係が生じないそうですが、どんな場合なのですか?

P:次の3つの場合です。

A:ご質問の取引は、デット・エクイティ・スワップ(DES)と呼ばれるもので、一般的には、業務不振となった会社の再建手法として利用されているものです。
この取引にかかる税務上の取扱いは、原則的には債権を時価により譲渡したものとして取り扱われますが、適格DESの場合には課税がされないこととされています。
適格DESとは、次に該当するものです。
①100%グループ内の現物出資
一方の法人が他方の法人の発行済株式の全部を直接又は間接に保有する関係がある場合の現物出資で、出資後にその完全支配関係が継続すると見込まれるもの
②50%超グループ内の現物出資
一方の法人が他方の法人の発行済株式の全部を直接又は間接に保有する関係がある場合の現物出資で、出資後にも支配関係が見込まれ、かつ現物出資事業に主要な資産等や従業員が引き継がれることその他一定の要件を満たすもの
③共同事業を行うための現物出資
現物出資法人と被現物出資法人とが共同で事業を行うための現物出資で一定の要件を満たすもの
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