Q:特別償却とはどういう制度ですか?
P:政策上の制度で、固定資産の取得価額を早期に費用化させ、設備投資を促進させようとするものです。
A:特別償却は、減価償却と同様に固定資産の取得価額を損金に算入する手法ですが、減価償却は適正な期間損益計算をするためのものであるのに対し、特別償却は設備投資を促進させるという政策上の目的をもって行われる税制上の恩典というところに違いがあります。
特別償却は、固定資産の取得価額を通常の減価償却とは別枠で損金算入を認めるものですから、早期に取得価額が費用化できるようになっています。
会計上の特別償却の処理は、通常の減価償却費とは区分して、次のように処理することとなっています。
借 方 貸 方
繰越利益剰余金×××/特別償却準備金×××
(純資産の部) (純資産の部)
これに対して、税務では、損金経理が要件になっていますので、原則として、次のように処理をしますが、会計上の処理をして、別表で減算調整することも認められています。
借 方 貸 方
特別減価償却費×××/固定資産×××
(損益の部) (資産の部)
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