2009年12月17日木曜日

消費税高額還付者に対する調査

Q:消費税の高額還付者に対する調査が多いと聞いたのですが、どれぐらいあるのですか?

P:昨年度の調査件数は798件、非違件数は203件、追徴税額は6億円でした。

A:さきごろ、国税庁から平成20年度の所得税及び消費税の調査状況が公表され、その中に、消費税の高額還付申告者に対する調査状況がまとめられています。
それによりますと、調査件数は798件でそのうち203件に非違があったとのことでした。
追徴税額は6億円で、1件当たりの追徴税額(加算税を含みます)は75万円(昨年度は60万円でした)、重加算税の対象となった件数は11件でした。
消費税は、主要な税目であり、一層的確な執行が求められていますが、還付申告を行っている者の中には、虚偽の申告により不正に還付金を得るケースも見受けられることもあることから、還付原因が不明な場合などは必要に応じて調査等を実施して、適正公平な課税に努めているとのことです。
また、不正に還付金を得るケースの中には、査察事案にも見受けられるように、輸出免税制度を悪用したものが多く、こうした悪質な事案については刑事責任の追及も視野に入れて厳正に対応しているとのことでした。
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